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雛が生まれてしばらくした頃、大きな台風が近づいてきました。夕方からは雨足とともに風も次第に強まり・・・心配して巣の様子を二階から観察すると、信じられない光景が・・
親鳥は、もうこれ以上広げられないと思えるほど大きく自分の羽根を巣いっぱいに広げ、雛たちが濡れないよう精一杯自分の体を犠牲にして子供を守ろうとしていたのです。
感動で、言葉が出ない・・・思わず涙が・・
親が子を思う気持ちはどんな動物でも同じなんだと心からそう思いました。
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雛たちも、1羽 2羽と順に巣立っていきました。しかしどうしても最後の1羽だけは飛び立つことが出来ません。その名は「グースケ」何度も何度も飛び立とうとするのですがどうしても勇気が出ません
お父さん鳥、お母さん鳥も心配で何度も何度もグースケのそばに近づき、頑張れと励まします。
兄弟たちも心配そうに見守る中、みんなの声援を受けついにグースケも飛び立つことができました。 |
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もう二度と巣には戻ってこないと思うと寂しさはあるものの、我が家の子供たちも我が事のように喜びました。「よかったねグースケ!」
。ふと
娘を嫁がせた親の気持ちってこんなのかなぁ なんて思ったりしました。・・・ |
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▲雛たちを驚かせないようフラッシュなしでガラス越しに撮影したため分かりづらいですが・・ |
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今年の夏の思いがけない出来事、私たち家族にとっても、また子供たちにとっても貴重な体験でした。
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いつか本当に我が子たちが旅立っていく時、この日のことを思い出すかもしれません。鳥たちが教えてくれた親としての心得。決していついつまでも忘れてはいけないと思いました。
いつしか、辺りは秋の匂いが漂い始めていました。 |
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