My日誌2003.7/19

慌しい日々の中でもほんの少しだけ手を休めてみると“おやっ”と気づくことありませんか?

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実はわが町桑名は何百年と続く伝統的な夏祭りがあるんです。「石取り祭り」(いしどりまつり)っていう、だんじリと祇園祭を足して2で割ったような(どんな祭りやねん!)祭りなんです。
マイナーな祭りですから多分ご存知ないと思いますが、祭りの山車は国宝級の彫り物なんかが入っていたりして祇園祭なんかにも負けないくらいの素晴らしいものだと私は自負しています。もちろん私も参加していますよ。

わが町の祭りに限らず、何よりも祭りがいいなと思う点は、完全な縦割り社会なんだけと、妙にそれが快感に感じられてまた地位も名誉も何もかも忘れて、妙な連帯感を皆が同じように感じながら一体となる、そこにはもちろん変な小難しい理屈など何も存在していない・・・
祭りの魅力って中々口で伝えるのは難しいんですけどこの辺りの感覚だと思うんです。

もし仮に祭りがなかったとしたらどうでしょうか、
きっと近くに住んでいる年の離れた高校生の子とはまず喋ることもないでしょうし、まして一緒にお酒を飲むなんてこともないと思うんです。
祭りを通して、ごく自然に年齢の壁を感じることなく接し合える。この辺もいいですよね。

近年、周りの人間に対する「無関心」が特にクローズアップされていますが祭りはそんな他人に対する無関心さの壁を取り払う不思議な力があると思うんです。祭りこそが日本を救う救世主かな?なんてちょっと大袈裟か?でもやっぱりそうだと確信しています。

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