聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の損
 

 
 

結納品の品数について part1

(略式結納の場合)

 

品数についての質問が多いので、少し説明しますね。例えば下のような略式結納の場合、品数は「のし」「小袖料」「末広」の3点になりますが、これに例えば指輪飾りを付けた場合、総数が4点になってしまいます。こんな場合どう考えれば良いのでしょうか。大きく分けると下の2つになります。

■考え方 (その1)

確かに総数は4ですが、指輪はあくまでも記念品であって結納品ではないという考え方で品数に数えないという考え方があります。

ですからこの場合は、「のし」「小袖料」「末広」の3品+指輪になるわけです。

【例】略式結納「目出鯛」

考え方 (その2)

いや、そんなのおかしい、確かに品物としては4点あるのだから4品だ!という場合は何か1点プラスして5品にします。それじゃあ何をプラスするか・・何でもかんでもプラスしたら良いというものではなくある程度基本があります。基本に沿った品としては下記のようなものがあります。

家内喜多留料(酒肴料)をプラスする

 

外袋をもうひとつプラスするのはスペースの関係からも無理なので、外袋はひとつのまま、左の図のように、中包みという中袋を二つにします。

この場合、二つの中包みは、重ねて入れることになります。

この場合外観が全く変わらないので、見た目の総数が4品で、都合が悪いという考えの方もあります。

 

 

友白髪をプラスする

 

麻を束ねたものを白髪に見立てたもので、ともに白髪の生えるまで仲睦まじくという意味があります。一般的な結納飾りの中の一品。

【例】 略式結納「鳳凰」
★結納飾りによって和紙の色等は変わります。

 

 

高砂人形をプラスする

 

右の写真のように、高砂人形をプラスします。記念の品として末永く飾れると好評です。意味合いとしては、上の友白髪と全く同じです。指輪はこの場合、高砂の前方に置きます。

高砂人形「春日・小」

【例】 略式結納「松竹梅」

 
 

 

 

 参考ページ>> 結納品の品数について part2 (7品と9品ってどこが違うの?)