聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生の損
 

 
 

結納品の品数について part2

(7品・9品ってどこが違うの?)

 

品数について、少しご説明させてくださいね。結納には、9品・7品また5品とかありますよね。あれの違いが良く分からないとおっしゃる方が多いので、簡単にご説明しておきますね。また品数の数え方についても少しご説明いたしますね。

【関東式9品】目録・のし・小袖料(帯料)・かつお・するめ・しらが・こんぶ・末広・家内喜多留

【関東式7品】目録・のし・小袖料(帯料)・するめ・しらが・こんぶ・末広

【関東式5品】目録・のし・小袖料(帯料)・しらが・末広

となります。より正式なのはと言えば、もちろん9品なのは言うまでもありません。7品と9品の違いは、単純に考えれば「かつお」と「酒肴料(家内喜多留)」があるかないかの違いと言うことになります。な-んだそんなことか、と思われるかもしれませんが、実はこれはあくまでも一例で、色んな条件等で微妙に変化してくるのです。関東式の9品を例に、いくつかのパターンで考えてみました。

 (関東式=コンパクトに一台に乗せた結納飾りの総称)

■例(1) -- 指輪がつく場合

この場合、1品増えるわけで、9品の場合だと総数としては10になってしまいます。これはどう解釈するかと言うと、この場合総数としては10ですが、指輪は記念品であって結納品ではないという考え方で品数に数えないのです。ただし目録には書かないわけにはいけないので、どうしても9品にこだわる場合は「のし」の下に小さく指輪付きと記載をします。「のし」の一部のような書き方をして項目としては9にまとめるわけです。

■例(2) -- 酒肴料がない場合

酒肴料(家内喜多留)がない場合は、総数としては1品減って8になりますが、指輪がある場合は、指輪を数に入れて9として数えます。

僕はこう思うんです。

9品7品にこだわっていろいろと考えていますが、例えばどう考えても、どう数えてもえ8になる場合がひょっとしたら出てくるかもしれませんよね、また上の例のように総数は10になるという場合もありますよね。その場合はどうするか・・・

その場合は8や10でも良いんじゃないでしょうか。数字としての8は末広がり、また10は満数で決して悪い数字ではないですしね・・・品数に関してはある程度流動的なものだと柔軟に考えていただいたほうが良いかなと思います。、

だからと言って、じゃあ、品数なんて何でもいいんだ、と思わないで下さいね。やっぱりはずせない基本線というのがありますから、それだけははずすべきではないと思います。お客様にはお客様それぞれの事情があり、やむをえず品数が変わってきてしまうこともあると思います。当店では、お客様のご希望お聞きした上、それを基本線に照らし合わせて最適なパターンをご提案したいと考えています。

 

 
 

 

 

 参考ページ>> 結納品の品数について part1 (略式結納の場合)