風呂敷ほど理にかなった布はないといえます。どんなものでもその形に合わせて変幻自在に姿を変え包んでしまう。また紙袋のようにゴミになることなく何度でも使えて実に合理的。それでいてその容姿は歴史に培われた伝統の重みと優雅さを合せ持つ
地球環境のためリサイクルを考えなければいけない今の時代、風呂敷をさりげなくおしゃれに使いこなす事はスマートでカッコいい流行の最先端。「風呂敷」それはまさに現代の”魔法の布”風呂敷単独で、また切手盆と一緒に使う。用途に合った風呂敷をお選び下さい。お嫁入り道具としても最適。
こちらは裏地なしの家紋入り風呂敷タイプ
家紋入り「袷ふくさ」(裏地付)はこちら
"家紋入り風呂敷"は「紬」をおすすめしています
風呂敷の素材は「紬」(つむぎ)と「縮緬」(ちりめん)があります。縮緬は手触りが柔らかく魅力ある素材ですが、家紋入りはコスト的に高くつくのと、包んだ時の感触が柔らかすぎるという意見があります。対する白山紬は包み具合が実にピシッとしていて贈る側の気持ちを凛とした気持ちにさせてくれる。家紋入り外包み風呂敷としては白山紬が強度的にもコスト的にも優れており特に切手盆や広蓋とセットで使用する場合に最適です。その魅力をぜひ一度ご体感下さい。
「紬の節が傷の様にも見える」という無粋なご意見をおっしゃる方もございますが、紬生地には独特のシボと呼ばれる節があります。 |
節は本物の証?
正絹白山紬は二匹の蚕が手を取り合
超スタンダードな「鉄紺」の風呂敷
menu > 風呂敷(家紋入り)
「鉄紺」と「古代紫」 |
105cm巾の風呂敷 |
鉄紺と古代紫の風呂敷、どちらも捨てがたい落ち着いた色目でよくご注文を頂きます。清潔感があって飽きの来ない鉄紺もおすすめ。家紋"丸に立沢潟(たちおもだか)"鉄紺・並生地の場合は定紋に有りますが古代紫は別染となります。3巾(105cm)の大きいタイプなら進物物も余裕で包める。右の風呂敷、家紋"丸に違い矢"も鉄紺ならば定紋にあります。
■重目生地・105cm巾(定紋)■重目生地・105cm巾(別誂)
お嫁入りに最適な「朱」の風呂敷
menu > 風呂敷(家紋入り)「朱」という色は赤ともエンジとも微妙に違う。まるで紅を指したような初々しさと明るさがあります。お嬢様のお嫁入り用にとお考えならば外せないお色。
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同じ朱で染めた美しい掛袱紗。同じ時期に同じ釜で染めればほぼ同じ色に染まります。 |
風呂敷の別染なら「古代紫」
menu > 風呂敷(家紋入り) 「古代紫」は紫の中でも明るすぎず暗すぎず落ち着いた色合い。冠婚葬祭に使えておすすめ。2.4巾(90cm)以上ならば進物品が包める大きさ。写真は2.4巾(90cm)で進物物(27×27×9cm)を包んでみました。重目生地 | 並生地 |
並生地と重目生地は見た目は変わりませんが持ち比べてみるとその違いは歴然。
■並生地・90cm巾(別誂)
■重目生地・90cm巾(別誂)
古の「京紫」
menu > 風呂敷(家紋入り)掛袱紗と風呂敷をお揃いで |
■重目生地・90cm巾(別誂)
※特別色の為色見本にはございません。
初々しい色「ローズ」の風呂敷
menu > 風呂敷(家紋入り)袷ふくさ(57cm)、風呂敷2巾(68cm)、切手盆8号
■並生地・68cm巾(別誂) ■重目生地・68cm巾(別誂) |
別誂なら「松葉」もおすすめ
menu > 風呂敷(家紋入り)■重目生地・90cm巾(別誂)
風呂敷90cm | 掛袱紗8号 |
■並生地・90cm巾(別誂)
広蓋13号 |
広蓋と使用するのが最も正式な使い方。 「広蓋(高岡塗)」 「広蓋(越前塗)」 |
切手盆3点セット (※袷ふくさ) |
綴れの掛袱紗と |
よくある質問
裏地付きと裏地無しがある?切手盆を包むのに使う風呂敷は、写真のように白の裏地がついて袷(あわせ)になった、小さめ(57cm程度)の「袷ふくさ」(裏地付) |
裏地の付いていない風呂敷は、切手盆よりも大きい広蓋(ひろぶた)と一緒に使うことが多い。サイズは68cm、90cm、105cm |
袷ふくさ(57cm) |
風呂敷(68~105cm) |
単体で使う場合、比較的小さなもの(御祝の袋や香典の袋など)を包むのに最適 | 少し大き目の進物品を包む場合は90cm巾以上のものがベター、大は小を兼ねる。 |
外輪がないほうが家紋が大きい?
袷ふくさ57cmの場合 |
同じ家紋で外輪(丸)ありと無しの場合、家紋の仕上りの直径がほぼ同じ事から外輪なしのほうが家紋の大きさは当然大きくなります。 |
風呂敷サイズと家紋の大きさ
風呂敷全体の大きさとバランスを考えて家紋の大きさも決められていますから規定通りがベストですが |
家紋をもう少し小さくできますか?
2.4巾の風呂敷の家紋の大きさは通常約15cm。余り主張しない大きさでとのご希望で別誂えで10cmの大きさにしました。 | |
左:10cm、右:15cm |
家紋はどんな位置にも入りますか?
もちろんどの位置にでもお入れします。(別誂のみ)通常、風呂敷を包んだ時に正しく家紋が出るよう対角線上の端(【通常の位置】)に家紋を入れますが、 |
大きさを比較してみました
嫁ぎ先でのお嬢様の評価は、嫁がせる側としてはやはり気になるもの。簡略に済ませてしまう時代だからこそ逆に丁寧にする事に価値があるのではと思います。
お嫁入におすすめの組合せ(1)
風呂敷=白山紬68cmか90cm
袷ふくさ=白山紬57cm
■風呂敷(白山紬)別誂「古代紫」重目68cm
■袷ふくさ(白山紬)別誂「古代紫」重目57cm
渋めの「松葉」と「古代紫」での誂え
■袷ふくさ(白山紬)別誂「古代紫」重目57cm
■風呂敷(白山紬)別誂「松葉」重目90cm
お嫁入におすすめの組合せ(2)
風呂敷=白山紬68cmか90cm
手ふくさ=縮緬45cm
■風呂敷(白山紬)別誂「古代紫」並68cm
■手ふくさ(縮緬)別誂「古代紫」重目45cm
■風呂敷(白山紬)定紋「鉄紺」重目90cm
■手ふくさ(縮緬)別誂「鉄紺」重目45cm
■風呂敷(白山紬)別誂「ローズ」並105cm
■手ふくさ(縮緬)別誂「ローズ」並45cm
68cmと90cmの組み合わせ
68cmと90cm |
ネーム入り
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■風呂敷(白山紬)別誂「赤紫」並68cm
■風呂敷(白山紬)別誂「赤紫」並90cm
ネームだけ入れることも可能?
もちろん可能です。ただし家紋を入れるのもネームを入れるのも真っ白な生地の状態から染めますので、掛かる費用は同じです。家紋もついでに入れておいた方がお得かも
生地は国産ですか?
もちろん日本国内産です。加賀白山紬、正絹100%のものになります。
別誂の場合、別途紋の型代が要りますか?
紋帳に掲載のない紋や、複雑な家紋の場合型代が掛かります(2000円程度)。悪しからずご了承下さい。
並と重目の違いは?
標準的な厚さの並生地に対して 重目は厚手でしっかりした生地。風呂敷2.4巾(90cm)<並>約80g・<重目>約115g。※条件による染料の差等でも変わります。
なんと!重目のほうが1.4倍近くも重い!当然包み心地が違うはずです。重目生地は重みがあるだけに、包んだ時の感触がとてもしっくりと来る感じがします。対する並生地はさらりとした包み心地が特徴。もちろん並生地であっても薄すぎることはなく、実際の用途にも全く支障はありませんのでご安心下さい。
家紋入り風呂敷の用途に決まりはありますか?
色によってある程度用途が決まってくる位で、家紋入りであることに対して用途に決まりはありません。寺院関係の方から袈裟や法衣を包むためにご用命を頂いたりもしています。
染について
何色にでも染めることは可能ですが、一般に以下の色がよく使われています。古代紫 | 鉄紺 | エンジ | 銀鼠 | 赤 |
ローズ | 松葉 | 江戸紫 | 茶 | 赤紫 |
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白生地の状態から、家紋やネームの部分にのみ糊置きをし染まらないようにし、それ以外を染め上げる引染(ひきぞめ)と呼ばれる本来の染の方法です。
安価に家紋を入れる方法
"抜染"(ばつせん)は採用していません
※若い頃オキシドールで髪の色を抜いた経験のある方はよくわかると思います。
へんくつと思われるかもしれませんが、値段は少し高くても本当にお客様の為になる方法でのみ染めさせて頂きます。
サイズについて
【風呂敷】
2巾=68cm・2.4巾=90cm・3巾=105cm
家紋入れについて
以下の点についてお知らせください。正確な家紋名
家紋のお写真(お手元にあれば)
※ai(イラストレーター),pdf,jpeg,png等のデータでもOK
右だと思い込んでいたが、実は左三つ巴だった・・ | ||
右 | 左 |
ネーム入れについて
納期について
【定紋】約7日【別誂】約30日
但し様々な条件で、納期が前後します。
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家紋名・色・ネームの有無等はカート内でお尋ねいたします。【定紋表】
【定紋表】
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※ご来店日時をご連絡頂けるとより確実です〒511-0086 三重県桑名市入江葭町68 営業時間 9:00 ~ 18:00(木曜休) |
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